日本の中世の文学に魅かれて、20年余り経ちます。文学から歴史へと関心の対象も拡がって、調べれば調べるほど面白さは尽きることがありません。この20年は、楽しい年月でした。それは今も続いています。同じように、日本中世の文学と歴史を探究していらっしゃる同好の皆様に読んでいただきたいと思いまして、このたびブログを開設しました。雪月花(ゆきつきはな)は、式子内親王の和歌、
幾とせの幾よろづ代か君が代に 雪月花の友を待ちみ(け)む
から借用しました。
先人たちの貴重な校訂や示唆に富む論文に感謝しつつ、この中世の庭で自由に無心に遊び続けようと思っています。そして、時を越えて奇跡的に伝わった史料の海の中から、かすかに聞こえる歴史の肉声を聴きとりたいと思います。